EV(電気自動車)やFCV(燃料電池車)で国立公園や新宿御苑(東京)に来たら駐車料金や入園料は無料にします――。走行時に二酸化炭素を出さず、環境に優しいEVやFCVの普及を進める小泉進次郎環境相が10日、こんなアイデアを言い出した。
小泉氏はこの日、来月発売予定のトヨタ自動車の新型FCV「ミライ」に試乗。電気ポットを使って非常時にミライが電源として使えるかを確認したあと、助手席に乗り込んで環境省のまわりの公道を一周。「走りながら空気がきれいになることを感じられるっていうのは今までにない体験」と話したあと、駐車料金と入園料についての「無料」発言が飛び出した。
低公害車の駐車料金割引は東京都などがすでに実施している。国立公園や新宿御苑は環境省の所管で、新宿御苑の入園料は一般500円で、入園者の普通車駐車料金は2時間まで600円だ。小泉氏のアイデア、果たして実現するか。(戸田政考)
拡大する環境省にやってきたトヨタ自動車の燃料電池車、新型「ミライ」で電気ポットなどが使えるか試した小泉進次郎環境相=東京都千代田区
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル